2日目~カナルグランデでゴンドディエーレ

そんな感じで続きました。ヴェネチア2日目の午後。サンマルコ広場でツアー解散したところから始まります。
フラフラしながら、リアルト橋付近まで帰って行き、その辺のカナルグランデでゴンドラに乗ろうと画策。
この時点で天気がよくなかったものの、そもそもその日は雨の可能性が高いのにずっと天候がもっていた状態でした。

ヴェネチアといえば色々ありますが、最大の特徴はこのゴンドラでの観光。
水の都と呼ばれ、あちこち運河が走っており、それを橋かゴンドラで行き来しているのです。
生活の移動手段としてのゴンドラもありますが、観光用は豪華に装飾してあります。

ゴンドラをこぐ人はゴンドリエーレと呼ばれ、ヴェネチア観光の花形。昔はゴンドリエーレの家系の子孫しかなることができなかったのですが、最近はルールが変わってきたようです。
しかも女性の漕ぎ手(ただし協会に属していないので、正確にはゴンドリエーラではない)も出てきたようです。何にしても特殊技術が必要な難しい職業です。

そしてゴンドラは乗り場によってコースがある程度決まっているようです。逆に言うと見たい目的地がある場合はそこが含まれているルートのゴンドラに乗る必要があります。
ということでリアルト橋付近ならいいかな、と乗ってみました。
料金は交渉する人もいるようですが、ゴンドラ協会によって明確に決まっているようで、ショート、ミドル、ロングから選んでくれ、ということでミドルを選択。
乗り合いという話も聞きましたが、提督と2人だけでゴンドラ乗船です。(料金を値切りまくった人が適当に済まされた的な話も聞くので、サービス業は値切らない方がいい気がします)
ゴンドラ
ゴンドラに乗ってまずはリアルト橋を下からくぐる・・・ ということろで豪雨。
そらもうびっくりするほどの豪雨。
手にカメラとアリア社長を持っているので、とりあえず傘で凌ぎながらリアルト橋の下で準備。
他にも何艘かのゴンドラがいます。

他のゴンドラに乗っている客と苦笑しながら雨が止むのを待ちましたが、止まないのでそのままGO。
雨だし小さいゴンドラは凄いゆれると思っていましたが、操舵技術が高いのか余り揺れません。そして狭くて「通れるの?」的な水路をスムーズに進んでいきます。
マルコポーロの生家を通り、細い水路を抜け、他の団体客とかとすれ違ったりします。
細い水路は他のゴンドラとぶつかる可能性があるため、通るときに掛け声を掛けていました。
ゴンドラ
道を歩いているときは、ゴンドラに乗っている人を見ていたのですが、自分がゴンドラに乗っていると観光客が見てきます。
そしてビデオを構えているので、やたらピースしてくる観光客がいっぱいいました。なんという緩い感じ。

ゴンドリエーレの歌まで付いて、ゴンドラクルーズ終了。大雨になりましたがいい経験でした。
(ちなみに細い水路を通る時は生活排水で臭いという話もありましたが、雨のおかげで気にならなかったです)


ゴンドラ降りたら雨が止みました。

ということで一旦ホテルに帰って着替えて再出発。
メインルートの移動には慣れてきたので、サクサク移動してサンマルコ広場まで戻ってきました。
目的地は、姫屋のモデルになったホテル。ヴェネチア屈指の高級ホテルであるダニエリです。外装はばっちり姫屋でした。
ダニエリ
このあたりですでに夕方。朝来た時には混んでいた大鐘楼が、ふと見たら空いている。
営業時間を見たらまだギリギリやってるので、飛び込みました。階段は残念ながら使えなかったので、エレベーターで頂上まで。
大鐘楼
ヴェネチアを一望できる大鐘楼(カンパニーレ)。赤い屋根が続く島は、まさしくボードゲームとかでよく見るヴェネチアでした。
ただ、すでに日も落ちて、風も強かったので物凄い寒かったです。

カフェ
下に降りたら既に外は真っ暗。カフェフローリアンに入ろうと思うも、混んでいるので外装を眺めてから帰ることに。
帰る途中少し道を外れたら完全に住宅街の迷路に入り込み、地元のスーパーみたいなところで食材を買ったりしながら何とか帰宅。本当に一歩中に入ると迷路です。
夜景
既にイベントが多すぎて数日くらいいるようなヴェネチアも明日で最後です。