2日目~ヴェネチアでドゥカーレ宮殿

はい、完全に観光モードの2日目です。
朝から教会の鐘が鳴っています。というかなんか止まりません。えらい長いこと鳴っています。

えー、結論から言いますと、アクアアルタを告げる鐘でした。

前日に記載しましたが、ヴェネチア自体が海の上(正確には潟の上)に建っているため、ちょっと海面が上がると道が水没します。
それがアクアアルタ。広場は水没し、高さによっては店の中まで水が入ってくるようです。

比較的朝早く起きたので、朝食をとった後、中庭にて優雅にエスプレッソ(ヴェネチアは狭いので、小さい中庭があるだけでも凄い)。
ちなみに結構良いホテルだったので、朝食が美味しかったです。

折角来たので、アリア社長を連れて街中散策です。
水あふれ
目的地があるものの、まずは島中央のリアルト橋へ。途中活気のある市場などを見ながらリアルト橋到着。大運河カナルグランデを越えることが出来る大きな橋で、橋の上に店が並んでいます。一応観光名所。
というか、リアルト橋から運河を見ていたら、だいぶ浸水していました。やってきましたアクアアルタ。

駅→リアルト橋→サンマルコ広場は観光ルートでもあり、道は細いものの店が結構あります。あと看板があって便利。
最初看板に気が付かなかったので苦戦をしながら、なんとか目的地のサンマルコ広場に到着しました。
到着してすぐは水が余り来ていませんでしたが、あちこちの排水溝からゴポゴポと水があふれ出てきています。

予定時間まで少しだけあるので、近くを見たり、あのお方を発見したりして過ごしました。
あのお方は本当に首だけぽつんとありました。


現地観光ツアー(個人申し込み)を頼んでいたので、そこで日本語が流暢なツアーガイドさんと合流。その頃には広場はだいぶ浸水し、渡り廊下的な台が出ていました。通るところが段々狭くなってきたので、渡り廊下が大混雑状態になってきました。
ツアーは自分達を含め、全部で5人+ガイドさん。ということで、まずはドゥカーレ宮殿に向かいます。
通常はチケットを買うのに並び、入るのに並び、結構な時間を使って入場するのですが、ツアーだとチケットが既にあり、入場場所も違うためすぐに入れます。

ということで、ドゥカーレ宮殿。
宮殿
海洋時代に繁栄を極めたヴェネチア。その総督「ドージェ」の宮殿です。
中は贅を極めたような装飾、高い天井に多数描かれている絵画。当時の武器などを展示してある部屋など、見ごたえ十分ですが、撮影禁止区域の写真は無いです(途中までは撮影OK)。
絵画に関しては知らない作者でしたが、ガイド付きなのでヴェネチアに縁のある作者を知ることが出来ます。歴史背景的な話も興味深かったです。

この宮殿、普通とは違いただ贅沢なだけではありません。裁判所としても使われていたので、囚人を連れて行く秘密通路などがあったりします。
そして小さい運河を挟んだ向こう側に、牢屋の建物があります。この間を渡しているのが「ため息橋」。とても綺麗ですが理由が連れて行かれる囚人のため息からきています。

牢屋も見ることが出来ます。近代的で贅沢な宮殿側とうってかわって、石組みで質素なつくりです。
教会前
ドゥカーレ宮殿を堪能した後、隣にあるサンマルコ寺院に行きました。こちらもガイドパワーですぐに入れました。
この頃にはアクアアルタは文字通り最高潮。寺院の中にも少し水が入ってきています。
こちらも撮影禁止なので写真はありませんが、結構大きく豪華でした。
・・・というか凄い行列でベルトコンベアみたいに順次見て回ったので、あまり覚えていません。

サンマルコ寺院の後は、ガラス工房見学です。正直こちらは興味は無いのですが、きっとこういうところに人を置いていくことで産業が成り立っているんだろうなーとゾロゾロ付いていきます。
広場のすぐ横にあるところに工房があり、そこでガラス細工作成の実演を見て、後はみやげ物コーナーを見ながらツアーは終了しました。

ということでちょっと長くなったので、2日目は2回に分けます。